う む く じ ぷ っ と る ー


まるでおまじないようですが、れっきとした
家庭料理のひとつ。
もちろん、むかしから伝わる素朴な味です。

聞き書 沖縄の食事 日本食生活全集47 農文協

を参考に、久高島で現在とれる穀物をベースに
料理に挑戦しました。


うむ=さつまいも
くじ=粉
ぷっとるーというのは、粉を水などで溶いて作ったたねを
炒め焼きにするという意味のようです。

それでは、早速作ってみましょう!

++材 料++

うむくじ

*こころもち生成り色。なめるとほんのり甘い。

タピオカ粉

   

*片栗粉に似ている。真っ白でキラッと光るかんじ。なめてもおいしくない。

菜種油 (脂でもバターでもよい。油もお好みのやつを)
     ちなみに今回は、オリーヴ油を使用。

しょうが(すりおろしておく。適宜味付けに使う)

長ねぎ(ニラなどの香りが強いものがいいらしい。)

みそ、しょうゆ (適宜、味付け用)

      



1.うむくじとタピオカ(粉状)を同じくらい鍋にいれる。
 こんなもんかなと適当に。

2.水を入れてだまが残らないようにまぜる。お好み焼きの
 たねを作るイメージ。さらさら程度。粘性が強いと固まって
 しまう。

 水のかわりに、だし汁でもいい。スープストックもいいかも。

   


3.中華鍋などに油をひく。よく温まったら、弱火にして、
 2を入れる。

4.しゃもじなどで、全体をゆっくり混ぜる。火がまわるにつれて、固まって
 ネバネバしてくる。

   


5.ころあいをみて、しょうが、みそを入れて、さらに混ぜる。





6.プツプツとして、粘りが強くなったら、ねぎをいれて混ぜる。

             


7. できあがり!!!


*さっぱりとした味。淡白なので、物足りないときは、さらに、
玉子を使って、ちゃんぷるーにする!

ちゃんぷるー=いわゆる炒めもの。まぜこぜという意味だそうだ。


では、いきます。

8. 玉子をお好みの数、ボールなどに割り入れる。今回は、2個に
して、おしょうゆを入れて、あらかじめ少し濃い目に味付けを
しました。

9. 鍋を温め、油をひき温めて、まずは、ゆるめのスクランブルエッグ
をつくります。

10. そこへ、さきほどのぷっとるーを入れます。

   



11. ぷっとるーをしゃもじなどで切るように玉子とからめます。

12. 全体に軽く焼き目がついたら、できあがり!!!!

   



* これはイケる!お酒の肴には最高かも。かるめの食事にも
なります。(^0^)/

シンプルなので、味付けや具次第でいろんなバリエーションが
楽しめそうです。
これぞというのができたら、お知らせくださいね!