今日のハラペーニョ          2002年6月8日 天候:晴れ 気温:28度
今年のハラペーニョは、昨年なった実から種をとり、育てています。昨年の各親から少しずつ種をとり育ているのですが、種により個性があって非常に興味深いです。しかしながら、今年は、天候がなかなか安定しないので、ハラペーニョに必要な暑さが得られず、かなり苦戦をしています。今後の暑さに期待しているところです。種からの発芽率はかなり高いので、皆さんもチャレンジするとおもしろいと思います。
−ハラペーニョの辛口独り言−
今年は、寒い日が続いてたいへんだ。なかなか調子がでえーへんわ。
どうやら、世間は蹴球のワールドカップとやらで盛り上がっているそうな。対ロシア戦などと言い、古い私は、日露戦争を思い出してしもた。当時の戦争は、戦闘で死ぬよりも病気などで亡くなる兵士の方が多かったそうだ。そのとき作られたのが正露丸と言うわけだ。もともとは、征露丸と書いたそうで、ラッパのマークは進軍ラッパだったそうだ。日清戦争も日露戦争も戦場は当時国ではなく、中国や朝鮮半島だったわけで、住んでいる人はえらい迷惑であったであろう。スポーツの祭典ということで日本対ロシアを自国で観られることの平和の意味は大切に。
 今日のハラペーニョ          2002年6月9日 天候:晴れ 気温:28度
晴れれば、気温も上がり、好調になります。次々に新しい葉も出てきて、身長も一気に伸びます。毎日の世話で難しいなと感じているのは、水やりです。どんなタイミングでどのくらいの量をあげるのがよいのか迷います。今のところは、朝と晩に土が湿る程度あげています。一説には、水の量をなるべく少な目でやれば、植物そのものの本来持つ、生きる力が回復してきて、丈夫で味の濃い作物ができると言われていますが、どうでしょうか。水をあまりやらないのには勇気がいります。
−ハラペーニョの辛口独り言−
今、日本の国会では、有事法制関連三法案の審議が行われている。有事の定義すら曖昧な政府の答弁に少々薄ら寒さを感じる。しかしながら、ここに来るまでに、最近のことだけで言えば、特措法の改正、新ガイドラインの制定などというように何一つストップされることなく着々と外堀を埋められているというか、アメリカの軍事体制の中に組み込まれているというか、ふつうの国をめざすミニアメリカ化が進んでいるというか、これらのことの阻止のための国民、ジャーナリストなどをあげての大キャンペーンなど表だっては行われずに既成の事実だけを作られてきたような気がする。自分たちが選んだはずの議員たちが平気でこうした法案づくりに荷担しているわけだ。もし、結果として有事とか言うのが起きて、市民が巻き込まれることになったらそんな議員を選んだ有権者は責任を取るのだろうか。わてらは自分から動くことができないので、生きるためにはまさにおてんとう様頼み、自分で動ける人間さんがうらやましい。
 今日のハラペーニョ          2002年6月14日 天候:曇り 気温:26度
ここ鎌倉も梅雨に入りました。鎌倉は海が近いせいか、梅雨に入ると湿気が多くなります。紫陽花の花も咲き乱れ、夏を控えた植物たちにとっては、大地のミネラルを吸収するよい季節なのかもしれません。しかし、この時期、鎌倉は海からの風が強く吹き、嵐のようになることがあります。梅雨入りの日も海からの強い南風にハラペーニョたちもほんろうされました。近所の工務店に竹の棒が出されていたので、さっそく購入し、支えを作りました。でも、その支えが傾くほどの強風でした。大人になるまでたいへん、たいへん。
−ハラペーニョの辛口独り言−
有事法制関連の審議と同時に今国会は、様々な重要法案が審議をされていますが、他の重要法案の1つに個人情報保護関連法案というのがあります。メディアなどを規制して人権擁護に役立てようという法律です。この関連法案に対して、ジャーナリストたちなどは表現の自由などを侵害すると反対をしています。確かに、戦時中の報道統制などを思い出すと個人のためと言いながら、国が市民の権利にまで踏み込んでくるような不安にかられます。しかし、ジャーナリストたちの意見は今一つ迫力に欠けるような気がします。人権擁護と言いながらもワイドショーのような覗き見的な番組も数字が取れるからと一向に無くなる気配はありませんし、ゴシップ週刊誌なども同様です。報道被害やら何やらに対して個人の力はあまりにも微力です。いくら日本の国の民主主義的自浄能力で十分と言われても、日本の民主主義がどこまで成熟しているのか疑問は残る。さらに過去に努力はあったことは認めるが、現在、商業主義ではない完全独立系のテレビ局や新聞社が日本には存在していないことも説得力不足のような気がする。私たちは辛いことを売り物にして、世界中に広まってきた。中途半端は支持されませんぜ。
 今日のハラペーニョ          2002年6月25日 天候:曇り 気温:22度
ちょっと出かけていましたので、久しぶりになってしまいました。いつも写真撮影に協力をしてもらっている剛造くん、左右に助さん、角さんを従えて、まるで水戸黄門様のようです。主役交代にならなければよいですが、病気のときは無理をしないのが一番なので、本物の、いや、テレビの黄門様はゆっくり休んでもらいたいところです。関東地方は、この1週間、本当に梅雨らしい梅雨で、雨が降ったり止んだりでした。一般に唐辛子類は、年間平均気温が20度以下の所では、成長しずらいと言われています。それだけにこの涼しさは心配です。でも、よく見るともう花のつぼみがだいぶついてきています。これでカーッと暑くなってくれれば最高です。
−ハラペーニョの辛口独り言−
サッカーのワールドカップとやらが開催されているそうな、もし、辛さのワールドカップがあったなら、誰が優勝だろか、やはりメキシコ代表のハバネーロ君あたりだろうか、我々、ハラペーニョもだいぶ辛いのではありますが、時々、ちょっと甘い奴もいるんですわ。唐辛子をはじめとする現在欧米史諸国で食されている野菜の原産地は、南米などが多いわけです。ジャガイモやとうもろこし、トマトなどなど。もし、そうした原産地における野菜の特許料などあったら、南米の国々などは、おおいに豊かになったでしょうな。でも、実際には、その後の欧米諸国などによる品種改良等に対する特許料は発生していますが、原産国に対するそうしたたぐいのものは、発生しておりません。欧米諸国の企業などにお金がいく仕組みになっているわけです。南米の国々には、サッカーが強い国が多くあります。サッカーの発祥地、原産国はイングランドなわけですから、野菜とは逆ではあります。でも、興業のメインはFIFAにあるわけです。やはり、お金は、欧米を中心とする大企業に回っていくわけです。構造的には似たりよったりと言うところでしょうか。欧米出身の監督が、発展途上国のチームを指導する。個人的にはそんな監督ばかりではないと思うけど、欧米中心主義の植民地的構造を思い出してしまうわけです。その点、南米のチームは自国の監督が多い。ということで、同じ南米出身者としては、同郷のブラジルあたりに優勝してもらいたいものですぜ。
 今日のハラペーニョ          2002年6月29日 天候:曇り 気温:26度
なかなか、カラッとは晴れません。さすが梅雨です。連日、せいぜい薄日程度しか晴れないな中、よく見ると花のつぼみがあっちこっちについています。ハラペーニョの花は、白い小さな花です。可憐な感じです。きっとその昔、野生だったころ、原野の中で、ひっそりと花開いていたと思います。早く実になってくれるとよいです。この時期、悩みの種は、虫です。葉の裏などにあぶら虫が発生していることがあります。化学薬品は使いたくないものですから、手で葉1枚1枚確認して駆除しています。あとは、木酢液を散布し、穴を開けた空きペットボトルに入れて、ハラペーニョの回りに吊しています。昨年より発生率は低い気がします。
−ハラペーニョの辛口独り言−
サッカーのワールドカップもようやっと終わりましたな。同郷のブラジルが優勝したことは、喜ばしいことでハバネーロ君やタバスコ君たちも喜んでいるにちがいない。決勝戦を観ていて思った。ブラジルの多くの選手たちがいわゆる貧困からの脱出方法の1つとして、サッカーで身を立てる道を選択している。ハングリー、ど根性の固まりであるはずだ。本来なら悲壮感漂う戦いになるように思われる。しかし、実際は、まさに陽気なサンバを踊るがごとく、グラウンドの上で体全体で、ステップを踏んでいるように見えた。それは、無地のキャンパスに様々な色を描くがごとくの総合芸術を観ている思いがした。一人、一人の創造性が、うまくからみ合い、予想外の表現が花開いていた。これでは、同じパターン練習しかしていないチームは、そこまでの対応しか出来ずにそれから先はフリーズ状態になってしまうに違いない。彼らはきっと何もない環境から始まって、自分ならではの発想を身につけたに違いない。環境が悪かったからこそ自分なりに様々なことを工夫してオリジナルな物を完成させたのかもしれない。環境が豊かすぎるところに育った者は、その環境を失ったときにはじめて、その価値の重要性に気がつくのかもしれん。
 今日のハラペーニョ          2002年7月05日 天候:曇り 気温:28度
毎日まさに梅雨真っ盛りという天気です。あっちこっちにカビが生えてきてたいへんです。ハラペーニョも虫との闘いは続いています。毎朝、手であぶら虫を駆除するのが日課になってしまいました。そんな中、先日はつぼみだった花が次々と咲き出しています。りんどうの花のような小さく白い花ですが、可憐でちょっと大げさかもしれませんが、その昔の南米の原野を思い起こさせます。まあ、実際は行ったことがないので、あくまでも想像です。花が散ればついに実の番です。あの1個の種からよくぞここまで育ってくれました。ヒョロヒョロでモヤシみたいだった苗がまあ、立派になって、油断は大敵ではありますが、ひとまず喜びは大きいのです。
−ハラペーニョの辛口独り言−
最近、アメリカの市場で株価が暴落しているそうな。いよいよネットバブルの崩壊も現実的になってきたということだろか。その主たる原因は、ネット系の会社の多くが、その経理報告において、粉飾決算を多くし、実体とかけ離れていたことが明らかになってきたからだ。資本主義経済の申し子であるアメリカ経済は、その昔、世界大恐慌のとき、かなり手痛い学習をした。以来、アメリカ経済は、アメリカ型民主主義の原則となる経理数字をはじめとする情報の公開なるものを活発に行い、市場においても株式に投資をする者たちの自己責任性を強調してきた。このシステムが正常に機能するための生命線は、公開された情報の正確性にある。偽りの数字をいくら公開されても信用取引は成立しないのである。今、そうしたアメリカ経済の原則が揺らいでいる。市場は信用を失っているのだ。所詮、数字は人が表現をしている記号である。どんなに数字が公開されようが信用おけない人間が公開していたら意味がない。したがって、本当の意味の情報公開とは、その人間を信用するかしないかだ。そう、情報を公開しようがしまいが、語っているその人間の本質性を見抜く目を持っているかいないかだとワシは思う。それが、日本でいうところの世渡りや義理人情であったはずだ。ミニアメリカ化を目指している日本、本来日本ならではであったこうした洞察力を捨ててまで、アメリカ型帝国民主国家を創る必要がどれだけあるのだろうか。
 今日のハラペーニョ          2002年7月09日 天候:晴れ 気温:30度
梅雨の中休みでしょうか。雲の切れ間から突き刺すような夏日がさしています。第1陣の花たちも散りだし、その後に小さな実ができだしています。早く大きくならないかな。陽がさすとやはり成長は早く、1日で、朝から一回りも大きくなっています。やはり暑い所出身だけあって、暑さは一向に気にならないようです。早く梅雨が明けて、本格的な夏になってくれるとうれしいかぎりです。今、風ファームでは、昨年の種から育ている連中と昨年の生き残り(10本中、2本が越冬に成功しました)の長老たちがいます。長老たちは、幹も貫禄が出てきて木ぽくなってきています。子どもの味と長老の味の違いをみるのも楽しみです。
−ハラペーニョの辛口独り言−
日本の長野県とやらで知事の不信任が成立したそうな、同じ県民が選んだ、県議員と知事が反目したわけだ。長野県は、明治維新後、モダンな県をめざして、教育に力を入れ教育県として有名となった。改革派が改革のために近代化という選択をし、中央の政策を末端まで行き渡らせるために教育における管理を徹底させる。結果、改革近代化をめざしていたものが、ある時から中央依存型の体制を維持する保守派にとなる。そしてまた時間が経ち、その保守体制を打破するために改革派が挑む。んー、まさに弁証法的展開である。そして、民主主義の原則として、最後はその地域の民度が測られる。つまり粒々から変化が起きる。これまた原子論的である。我々、植物の世界でもこうした展開はままある。私たちの場合は、自ら動くことはできないので、体を環境に対応させていくしかないが、人間様は、自分から行動して環境を変えることができるわけだ。うらやましいかぎりである。長野ではおそらく選挙になると思われる。長野県民はどういう判断をするのか、まさか投票率が50%以下ということはないだろうな。
 今日のハラペーニョ          2002年7月15日 天候:晴れ 気温:32度
このところ、毎週、台風が来ています。台風の雨風対策はなかなかたいへんです。特に風が強いときは、風よけなどを立ててしのいでいます。でも、小さいときに比べるとだいぶ幹もしっかりしてきていて、添え木よりも太くなりつつあります。強い風の中、すくっと立つ、ハラペーニョたちを見ると成長したなと思うのです。実もそんな台風が去った後の台風一過の夏日の中、1日1日でグイグイ大きくなっています。ざっと数えただけで、20数個の若ハラペーニョが実っています。十分の大きさになるまでには後1週間ぐらいでしょうか。でもまた台風が来ています。うまく乗り越えてくれるありがたいです。
−ハラペーニョの辛口独り言−
最近の報道などを見たり読んだりしていて思うことがある。何か事件というか騒動とかあると抗議をする側はよく、「十分に納得できる説明をしろ!」などといきり立っている。特に相手が、公的な機関などだったりするとさらに、「説明責任がある」などとくる。確かに、国会議員や公務員の皆様は、俺たち、いや、俺たちを育てくれている育ての親の皆さんが税金などを払っているので、その分、説明の義務はありはするわな。まあ、でも難しく言わないで、単純に言わせてもらえれば、「十分に納得する説明を頂いたので、我々の抗議は取り下げる」なんて話しはなかなか聞くことができないね。説明されようがされまいが、この前のアメリカの企業の話しとも似ているけれど、自分たちの保身のために説明をするのだとすれば、都合の悪いことは最初から言わないか、誤魔化すのが関の山なわけだから、ようは説明を聞く以前の問題だと思うわけ。本物を見抜く力、学校とかでは教えてもらえない洞察力だとか、騙されない力だとか身につけなくてはいけない時代よ、今は。説明がまったくもって正しくて、論理的だった場合、説明をしたので、それに要した経費を支払ってくださいなんて言われたらどうすんの。まず自分で考え行動し見抜く、これが民主主義の基本と思うわけ。日本人の皆さん、民度を高めましょう。俺たちも十分辛くなってきてますぜ。これ本当、食べてみてちょ!
 今日のハラペーニョ          2002年7月23日 天候:晴れ 気温:33度
暑さ爆発!梅雨明け以降、連日の暑さで快調に育ってくれています。各苗ともたわわに実っています。味の方もきちんと出ています。今年前半は、雨が多くて、どうなることかと気をもみましたが、梅雨明け後は、どうにか持ち直し、昨年並の収穫が見込めるところまできました。もう既に、初物を食してみたいと予約が入っています。気温、日照時間と辛さはどうも比例するようで、この後の2回目、3回目の収穫につれ辛さの方も増幅していくと思います。実が大きくなってくると一時的に葉などの勢いが失われるような気がするものですから、たい肥をほんの少し、根から遠い所に与えました。この調子で、秋までどんどん実ってもらいたいものです。
−ハラペーニョの辛口独り言−
エンロンとかいう会社に続いて、ワールドコムとかいうアメリカの会社が倒産したそうだ。日本の経済スジの連中は、日本経済に対してはさほど影響がないようなことを言っていた。本当にそうなんだろうか?この前にも書いたけれど、エンロンとか、ワールドコムとかいう会社は、アメリカのITバブルを支えてきた会社なんだろ。それらの会社の偽成功によって、アメリカは構造不況から脱出して、新しいアメリカ資本主義段階に入ったと豪語していたわけでしょ。で、そんなアメリカの偽成功を見て、構造的不況にあえぐ日本の誰だっけ、経済政策を考えている人たちが、より市場経済主義をすすめ、自由競争を強化し、アメリカ型の資本主義体制を確立すれば、この不況は乗り越えられると言っていたような気がする。それに構造改革によって、職を失った人は、IT産業等、新産業にシフトを変えていけば生き残れるようなことも言っていたような気がする。もし、今回のアメリカで起きている崩壊は、ある意味、アメリカ型資本主義体制の崩壊の始まりだとすれば、それを目標としていたというか、これからの目標としている日本の政策はどうなるの?これを機会に独自路線だと力んでみても、市場ない、資源ない、労働力ない、創造的技術力育たないなどと、ないないづくしの日本は、一体どんな路線を選択するのやら、もう既に確保してある軍事力や管理・画一教育体制を利用するのがコスト的には一番安上がりなどと安易な選択はしてもらいたくはないが、欲に顔の皮がつっぱった人たち、目先の現金ではなく、見えない価値の50年、100年の安全、安心を見通せることはできないだろうな〜。
 今日のハラペーニョ          2002年8月01日 天候:晴れ 気温:33度
天候も安定をしてきたせいか、続々と実が出来てきています。全ての苗に花がつき、小さな実がついています。毎日、どれかしらの苗の実が十分収穫できる大きさに育ってくれています。各実の成長ぶりを朝、夕と見るのが、楽しみな日課となっています。先日、収穫したいくつかのハラペーニョを知人の方が、ピクルスにして持ってきてくれました。採れたハラペーニョを保存しておく方法としては、このピクルスが一番確実のような気がします。食べたいときに食べられ、調理などで使いたいときの使えるので、勝手がよいです。作り方は、昨年のHPにも載っていますし、最近は、ピクルス用の酢なども売っています。どうぞお試しください。
−ハラペーニョの辛口独り言−
先日、沖縄普天間基地の移設問題で焦点となっている辺野古の政府建設案の話しが新聞に載っていた。冷戦終了後なのにも関わらず、新たな基地を作るという発想がどうにもよくわからん。アメリカの軍事的な意味があると推測するのなら、そこには、市場として朝鮮半島や中国大陸の関係が見え隠れする。おそらくいつかは統一され市場が拡大されていく日も近いであろう朝鮮半島や新しい市場として安定していくと予想される中国などへのにらみをきかせるには、もし朝鮮半島からアメリカ軍が撤退をしたとしても何らかの軍事プレゼンスの継続は必要となる。そのためにも沖縄の基地機能を強化し、朝鮮半島に基地がなくても直接大陸まで行ける航続距離の長いヘリを常駐させておける基地が必要なのであろう。極東におけるアメリカ軍の軍事プレゼンスの強化は、日本にとってどのような意味があるのだろうか?まあ、あれだけ政府が国益、国益と言って一生懸命やっているくらいだから、当然、日本にも何らかの利益があるのであろう。しかしながら、沖縄の人たちから見たときに移設賛成の人たちが言っているほど利益があるのだろうか?北部振興と言ったって使い方の分からない金や結局、本土の建設会社などの流れてしまうような金が長期的に考えてどれほどの意味があるのだろうか?国主導の公共事業開発において利益が出ているものが、今どれほどあるのだろうか?今や、沖縄の基幹産業は、観光であることに間違いない。米軍基地がらみの収入は復帰後、年々減少し、今やたいした額ではない。昨年のテロ事件のことを思い出してほしい。沖縄に基地があるということが理由で、基幹産業の観光業が一気に冷え込んだ。沖縄の価値はどこにあるのか。また、本来、基地をはじめとする軍事力を否定してきた日本の価値は何にあるのだろうか。沖縄の人のみならず、日本全体の人がしっかりと考えてもらいたいものだ。ハラペーニョは、辛いという世界共通の力で国境なく活動している、いつも辛口の立場からしか物を言わない国境なき辛口集団なのじゃ。

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