FW沖縄2003−17
つ沖縄記念公園に近づいていきました。公園の周辺はなかなか盛況で、臨時で確保されたと思われる民間の駐車場では、オバーが催眠術師のような手招きで客寄せをしておりました。車を 駐車場に置き、公園の中央ゲートから入ることにしました。記憶がよみがえってきました。昔のままだなと思いつつ、水族館があった方へと坂を下っていきました。子ども連れの家族の人 たちが続々と同じ方向へと向かっていきます。これは期待が持てると気持ちをワクワクさせながら、ニュー水族館の入り口へと到着しました。東シナ海を臨む斜面を利用して水族館は建て
られています。ここからはまったく昔のイメージではありません。まずは入場料を支払います。大人1,800円、高校生1,200円、小中学生600円となっています。その他年間パ スポートなるものもあります。こちらは3,600円です。本土からの親戚やお客さんの案内で度々来る人は年間パスが便利だそうです。んー、少々高いかなと思いつつも今どき映画もこ のくらいするのだから妥当かと納得して中に入りました。まず最初のフロアーには、海の生物を直に触れるコーナーがあり、子どもたちがおっかなびっくりで磯の生物などを触っていまし
た。中には生物をいたぶる動きに出る子がいたりします。すると監視の目を光らせているお姉さんからすかさず注意を受ける仕組みになっています。これゃまさにフーコー的だと思いなが ら先へと進みました。見学コースの両脇には、壁にはめ込まれた水槽が並んでいます。沖縄周辺にいる魚や海老などの様々な生き物が中で暮らしています。あっちこっちで家族の歓声がし ています。その雰囲気だけでも心が和みます。と水槽をよく見ると心なしか少しずつ水槽のサイズが大きくなっていっているような気がします。やや、これゃ鮨にしたら何人前かと思われ
る巨大魚が瞬きもせずこちらをじっと見ているではありませんか。沖縄の海の中を再現した水槽の中は、自然の光も入るようになっており、光にきらめく様は、色とりどりの魚や珊瑚礁に よってまるで竜宮城のようです。ニライ・カナイの伝説のごとき豊饒な海の様子を再現せんとする意気込みが伝わってきます。途中、海の中の不思議な生き物や映画などもみつつ本日のメ インイベント、この水族館の核心へと徐々ににじりよってきました。水族館の底の方からどよめきが波動のように伝わってきます。否応にも期待に胸が高鳴ります。最後の角を曲がるとそ
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