FW沖縄2003−18
こに広がる一大スペクタクル。海底2万海里・ノーチラス艦長!「向こうからジンベイが!!」「こちらからはマンタが!!!」。あー、泳ぎ狂っている。体長何mだか解りませんが、と にかくでかい!たくさんの子分たちを引き連れて、ジンベイ親分が悠然と水槽の中を回遊していくではありませんか。その合間を縫うようにして、これまた数え切れないほどのマンタや豹 柄の鮫たちが一心不乱にどこかを目指して泳ぎ続けている。その他様々な魚たちの群が舞い踊る。一体どうしたことだ。この異次元空間は。水槽のガラスには、老若男女がへばりついてい る。何分かに1度大接近してくるジンベイ親分に歓声があがる。そんな声が彼らには届いているかいないのか。さすがに親分は我関せずと自分のペースを崩さず回遊し続けている。そこに
いくと子分たちの動揺は隠せません。人々の動きに対して挙動不審な反応をする者も多い。一人、いや、一匹、逆回転で回る者あり、どの世にもへそ曲がりはいるものである。あまりの迫 力に我を忘れてその場に留まるところ、数時間。後ろ髪を引かれる思いで、最後のコーナーへと足を向けました。最後のコーナーは、沖縄近海の深海の魚たちの紹介コーナーでした。出口 付近は、お約束のジンベイグッズコーナーです。半ば放心状態のまま出口へとたどりつきました。お昼ちょっと過ぎに入館したはずなのに、陽はもう傾き、閉館間際の時間となっていまし た。竜宮城!これはまさに竜宮効果ではないのか。太郎先生の追体験だった。水族館の外には、前来たときにもあったイルカのコーナーなどが残っていました。ショーを終えたオキちゃん
とフリッパーの消息話などをして帰りかけたとき、公園の片隅にマナティーの水槽があることに気がつきました。ちょっと立ち寄ってみると浄化ポンプが故障中であるという濁った水槽の 中にマナティーたちが浮かんでいました。確か一世を風靡していたはず。ジンベイ一家に看板を譲ったのかと旅愁を感じながら水族館下克上物語を想起したのでした。でも、後で知った報 道によりますと、子どものマナティーに公募の名前が付けられた事が大きく取り上げられいましたので、まだ忘れられていなかったとホッとしました。そうこうしているうちに、公園その ものの閉所時間も迫ってきてしまいました。満足感と伴に沖縄記念公園にさよならをしました。許田の道の駅でオッパアイスをなめ、その先でカレーを食し、本日の全行程を終えました。
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